top of page
概要

第67回生態学会大会でも、昨年度に引き続き、若手研究者を対象とした研究交流集会を行います。

ここでは、以下2点について説明します。

1. 議論テーマ「自身の研究課題が生態学の進歩・発展にどのように貢献するか」に関する説明

2. 議論の方法であるワールドポスター

※スマートフォンでご覧の方

デスクトップ版での閲覧を推奨します。

1. 議論のテーマ

今回のテーマは

「自身の研究課題が生態学の進歩・発展にどのように貢献するか」

とします。

現在、生態学の研究分野は細分化されています。

そのため、同じ「生態学」という枠組みの中であっても、

自身の研究分野にのみ関心を向けがちな若手にとって、

研究分野をまたいだ議論は難しい場合があります。

これは、研究分野間の隔たりが大きく、

議論をするための背景や目的を共有できないことが一因かもしれません。

ここで、生態学若手の集いは、

生態学の根幹を担う普遍的なナゾ(General question)と関連づけた議論であれば、

若手にとっても相互に研究の背景や目的を共有しやすく、

異分野間の有意義な議論につながるのではないかと考えました。

General Questionと関連づけて議論するためには、

細分化された個々の研究の背景や目的を、

生態学や各研究分野における大目的に照らして捉え直す必要がありますが、

これは自身の研究の立ち位置をあらためて認識する機会にもなるはずです。

生態学若手の集いでは、

各人の研究がGeneral questionの解明にどのように挑戦しているか、つまり

”生態学の発展への寄与”について、分野の垣根を越えて議論し、

自他の研究を洗練する機会として、今回の集会を企画しました。

各々の研究が取り組む課題の背景には、いったいどんな普遍的なナゾがあり、

その解決は他の研究分野とどう関わるのでしょうか。

そして、そもそも“生態学”は何を解き明かす学問なのでしょうか。

多様な研究分野の若手が一堂に会するこの機会に、一緒考えてみませんか?

2. 議論の方法:ワールドポスターについて

・参加者は、1グループ4人程度のグループに分かれて発表します。

・発表には、各自で作成していただくミニポスター (A3 片面)を活用していただきます。

・ワールドポスターの参考事例を、昨年度の例で紹介します(クリックすると拡大します)。

​※ワールドポスターに関する詳細な説明は昨年度のページ(コチラ)をご覧ください。

2018年度のテーマと、2019年度のテーマが異なっていることに留意ください。

・各グループにはゲストコメンテーターに入っていただき、議論に参加していただく予定です。

・全てのグループで発表が終了した後,コメンテーターの方々から講評をいただく予定です。

・各グループには企画委員・サポーターが入り、円滑な議論とタイムキープをサポートします。

 

発表者は、

(1) 期待される生態学への貢献、

(2) 研究の背景

(3) 取り組む課題(Research Question)へのアプローチ、の3点を中心に、

異なる専門分野の人にも理解できるように研究の発表・説明をしていただきます。

 

特に、自身の研究分野におけるGeneral Questionとの関係についてポスターに記載してください

(下図、青枠点線内部)。

なお、それぞれの研究のGeneral questionとの関係を説明する上で、

必要であれば結果や考察を含めても構いません。

また発表内容は、これから始める研究計画から最近出版した論文にいたるまで、

自分の研究に関することであれば、分野を問わず何でも構いません。

IMG_2867.jpg
IMG_2861.jpg
IMG_E2869.jpg
bottom of page